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スペシャルリポートTokyoPerve2008.11.1

  広告手法のひとつに「ティザー広告」というのがあります。ティザー広告は、たとえばDMなら、封筒に印象的な写真や、意味深な言葉を載せて受取者の関心を引きつけ、中身を開封させるとか、マス媒体なら、価格や具体的な商品名を伏せ、何か斬新な映像や断片的な情報のみを流して話題を喚起し、一定の時期に一斉にその広告で販売したい商品やサービスの詳細を流すというような手口です。
この広告手法の狙いは、ティザー、つまりみるとヨダレが出てくるような「そそられ感」を演出して、消費者の意識を引き寄せることです。背景には、従来のように、商品やサービスの価格や詳細をいきなりダイレクトに訴求しても、食傷の消費者を引きつけることができなくなっているこの消費社会の成熟飽和状況があります。
「本来、商業広告とは、広告主がある商品やサービスについて、顧客が購入したり利用したりすることを促すために作成・流布させるものであるため、当然に、その商品やサービスについての名称や価格、性能、効能等を明記・明示し顧客に説明することとなる。しかし、類似の商品やサービスが他にあり、また商業広告が多く作成・流布されている中では、通常の広告では顧客の注意を引かないために、より派手な色彩、デザイン、音楽等の表現を用いて工夫を凝らすことになる。その発展として「本来あるべきものがない」表現は一見して奇異な印象を残すため、顧客の注意を引きやすい。そうして顧客の「いったいこれは何であろう?」という興味を喚起したうえで、ある日付以降に全てを明らかにしたり、ある操作(例えば封筒を開封、インターネットサイトでの会員登録、等)を行わせて、広告で伝えるべき要素を明らかにする。このように顧客はじらされることにより意識が能動的にその広告に向けられているために、広告の効果が大きくなると考えられている。」(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「ティザー広告」)
2008年11月1日(土)深夜、六本木で開催されたTokyoPerveに、ALT-FETISH.comはプレススタッフとして光栄にも取材を許されました。今回、取材にうかがった不肖、市川はTokyoPerveを取材してみてまずこのキーワード「ティザー」が思い浮かびました。というのも、厳格なドレスコード(服装審査)を経て入場を許されたゲストたちの服装や雰囲気、ふるまいが、まさにティザーに満ちていたからです。
もちろん、前世紀初頭に「グレート・ギャッツビー」で描かれているようにパーティーという営み自体がティザーそのもの、ティザーの象徴でもあります。ギャッツビーは、恋慕する女性の気を何とか惹きつけようと、毎晩のように自宅の豪邸で豪奢なパーティーを繰り広げるのです。
ギャッツビーのパーティーをティザー広告とするならば、その目的はものを販売することではなく、好きな女性の気を引くことという個人的な性愛の成就が目的でした。ところで、同じパーティーでも現代日本の東京で繰り広げられたTokyoPerve(以下、TP)では、やはり同じくティザー的な「そそる感」に満ちあふれているわけですが、その目的はなんなのでしょうか。これだけの空間を準備してたのしむ場を盛り上げる主催者の「目的」。そして夜を徹して決して快適とはいえないファッションに身を包み、踊る参加者の「目的」。いや、目的などないし、そのパーティー自体がそもそも目的そのものだとする解釈はもちろん可能だし、それでいいと思うのですが、そうすると過剰な「ティザー」が未消化のまま私のなかに残されてしまいます。ですから、この場を借りて考えることにします。
ティザー、という言葉は、元来英語のtease(じらす)から来ています。日本では覆面広告ともいうそうで、本来見せるべきものを隠してじらすことで、その見せたい対象への期待感を高めるわけです。TPのドレスコートにはラバーと書いてありますが、ラバーはもちろん、覆い隠すコスチュームの代表であり、ヌードの対極の概念です。ラバーがなぜエロティックかといえば、ヌードへの期待感が高まるということがひとつあると思います。ヌード=性愛、リビドーそのものとすれば、リビドーがラバーのティザー効果によりじらされて高まるのです。
つまりTPという空間では、参加者のコスチュームのティザー作用により、非常にお互いにじらされたような、そそられ感がきわめて過剰に蔓延している状況が現出されているのです。
広告では、たとえばクルマの写真ならクルマを購入させたいんだろうとか、スポーツの映像ならスポーツウェアやシューズを売りたいんだろうとか、最終的にはそのじらしは「売り物」という「解」を得て解消に向かいます。ところが、TPではそうした「解」はないか、あるいはあるのですがバラバラで多様化しているため、結局は解決をみないで終わる、じらされたまま終わっています。TPで想定される「解」は、性欲の実現、非日常体験、表現、音楽、ビザールな性志向の充足、こうしたものがあると思いますが、特徴的なのはひとつではなく、バラバラだということです。全体が圧倒的なティザー感を作り出しているにもかかわらず、その目的がバラバラしているのがパーティーイベントのじらされ感の顕著な特徴なのです。
もう一つ踏み込んでいうと、クルマなどの商業広告のティザー状況、消費者個々の心理のなかのじらされた感じというのは、金を払えば解消するのですが、イベントのティザー状況はほとんどの場合解消されないまま、参加者の心の中に沈殿・集積します。何人かのゲストに、私は「なんでこのイベントに参加したのか。こういうイベントに来るのはどうしてか」と聞きましたが、残念ながら、腑に落ちるような答えは得られませんでした。存在自体がティザー広告化しているゲストの多くが「目的」を明らかにすることなく私の前を行き過ぎていきます。目的の不在はお金では解決しがたい欲求の痛いほどの自覚として私の心に重く残りました。
こんなに強いアピール力があるのだから世間の牛耳を集めて何らかの政治的メッセージを広く伝えていかないともったいない、要はそういうことです。アピールするメッセージテーマは何でもいいと思います。ゲストの皆さんにより多く受け入れられやすいもの、たとえば「環境」「社会福祉」「ストップ・エイズ」このあたりが狙い目でしょう。このような社会的テーマを掲げて行動するのは、昨今の政治家にはうんざりで面倒くさく、コストばかりかかる活動として忌避されがちです。もちろん有権者の前では彼らは「マニフェスト」などと称してToDoリストを絵に描いた餅よろしく掲げ、集票につとめます。しかしいったん政治家に当選すれば、あとはいかにしてこの政治家というポストを自分の子孫係累に残すかだけを考えるようになるばかりです。自己保身にのみ熱心な官僚と結託し、これに新自由主義に洗脳された経済界が資金を出して、いまの日本のダメダメな格差状況・低福祉低未来な状況を作り出しているのではないでしょうか? これをなんとしてでも変えていきたいのです。オバマ米新大統領の言葉を借りれば、いまこそ日本にも「CHANGE(変革)」が必要なのです。
メッセージテーマは声が大きければ大きいほど影響力を持ちますが、ネットとリアルイベントを組み合わせて、実態以上の大きさに見せることは十分に可能です。TPのようなビザールで手の込んだコスチュームに身をまとった集団というのは、外から見ればたいへんな組織のように見えるものです。良くも悪くもです。もちろん、悪い印象を持つ一般大衆がほとんどでしょうが、そうした大衆は、既存のメジャー政党に、マスメディアに洗脳されて投票してしまうような「烏合の衆」です。そうした彼らに、我々の武器であるティザー手法を用いて注目させ、一気にメッセージをばらまけばいいと思います。
投票行動を分析する様々な研究やメディア論評を見れば、ほとんどの有権者がメディアに強く影響を受けがちであることはとうの昔から明らかです。マスメディアはどこも寡占状況にあり、我々のはいる余地はまったくありませんから、マス以外のメディアを考える必要はあります。しかしそのことは昔と較べてさほど問題にはならない気がします。選ぶメッセージさえ間違えなければ、伝達手法の原動力たるティザー力が圧倒的なので、新興媒体、たとえばインターネットやフリーペーパー、ステッカー、会員制雑誌などでも十分に一定の力を持ち得るでしょう。
さて、話がずれましたから戻しましょう(だいぶスベったかもしれない)。TPは他のイベントにくらべると歴史が長いせいでしょうか、年齢層はやや上の方が多いように見受けられました。厳しいドレスコードチェックでは、Luciさんがラバーマスクをかぶっていたため、私も好きなラバーマスクをかぶって、先輩方の「懐のなかで」(?)たのしむことができました。ZilさんやLuciさんといったTPを主催している皆さんにお話を伺いましたが、フェティッシュなカルチャーからみなぎるインスピレーションを大事にしていきたいという熱意をひしひしと感じました。会場にはJapanFetishBallのオーガナイザー氏もいらっしゃいました。スタッフの方によれば、毎回場所探しには苦労するとのこと。箱の経営は水物で、以前使っていいと思った場所も、今年はもうないといったことがままあるようです。しかしながら、彼らイベントオーガナイザーと話をしていて、彼らの本当の力は、箱探しをする能力ではなく、「フェティッシュなインスピレーションを共有していきたい」という絶えざる理想をもっていることにあると私は思いました。

※「新鮮なイマジネーションとそれを触発する刺激」「美への拘りと新しい価値の発見」「同質の精神を共有する心地よさと競い合い」など精神の活性化装置としての時空間の創造をコンセプトに、LuciさんがラウンジSALOTTOをオーガナイズしております。ドレスコードがないので、フェティッシュなクリエイティビティーの持ち主でありながら、ドレスコードが障壁になっていた方々も参加できるのがうれしいですね。詳しくはホームページhttp://www.tp-salotto.com/をチェック。

※市川当日の取材ファッションは、ユニクロのヒートテックとかいう汗をすぐ乾燥させる(はずの)下着の上からラバーキャットスーツ。着用時間は午後8時半〜翌朝午前4時。この下着は最初は暖かくてよかったが、クルマの運転などで発汗して乾くどころか常時しめった状態。結果、汗疹がいまだに治りません。下着が失敗だったのだろうか?

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深夜、秋の六本木に繰り広げられるTOKYO PERVEは多岐に渡る反定立によって成立しているイベントです。

一般的生活リズムに相反する開催時間、模範的修飾では踏み入る事の出来ない真逆のドレスコード、性とフェティシズム、或いはグロテスク様式の開放。

会場となるROPPONGI COURT CHAIRはその名の通り日本の経済中心地となる六本木にあり、有数のビジネス街である六本木の夜がTOKYO PERVEを象るに相応しいのは、太平洋戦争終結時に連合国軍・アメリカ軍に接収されたが故のグローバリゼーションによる所が大きいのでしょう。

徹頭徹尾なまでの閉塞性を持つTOKYO PERVEには、主に2つの審判が設けられています。
ウェッブに始まる広告媒体の全てに共通するのはパーティーのおぼろげなアウトライン
のみとなり、フェティッシュイベントとは何か?扉の奥では何が行われているのか?興味本位で足を踏み込もうとするV.I.Pを決して受け入れません。
ウェッブに設けられたコンタクトページに恬淡として刻み付けられた「あなたの意見や感想をお送りください」と言う言葉は、それ一言で全ての諮問を拒みます。
そしてまた、エントランスを司るバウンサーは多くを語りません。ただ酷薄と、そして素気も無く、踏み入る者を審査します。

来る者拒まず、されど資格ありき。
資格はただTOKYO PERVEに相応しい人間であるか、否か。
それが−THE HARDEST CORE TOKYO PERVE XXX A DRESSCODE FETISH PARTY−。

今回、Alt-Fetishの取材同行に当たり、幇助と言う視点からから実に安直な発想でメイド様式に毛が生えた程度のゴシック様相を取り入れた記者は、エントランスでバウンサーを勤める御姉様にCOURT CHAIRに入場以前に即に鼻で笑われると言う処遇を受け、崇高なイデーを掲げるTOKYO PERVEに赦免されんがばかりのパーティー参加となった。

但しTOKYO PERVEは広義な意味で捕らえた場合のゴシックスタイルであっても、勿論入場は拒んでおりませんので、あしからず。
提示されたドレスコードはあくまで指標であり、個々人の解釈の自由に寛大であるからです。
ただ、個々人の解釈とは個々人における主義主張でもあり、またフェティシズムはフェティシズムであると言うただ一点において成立しています。
故に、個々人の主義主張を垣間見る事が出来ないイミテーションはこの場には相応しくない、御姉様はそれを暗示してくれたのでしょう。

何よりも赤裸々で、何よりも品格的で、或いは何よりもストイック。
フェティシズムへの礼賛の宴に、TOKYO PERVEで行われるソドムの夜へ足を踏み入れてみては如何でしょうか。
ストリクト・ドレスコードに傾倒した、このTOKYO PERVEに受け入れられるオルガズムは、きっと何よりも官能的なはずです。

写真ルポタイトル



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Naomiさん

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カリワンズさん

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ZILさん(左)

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Luciさん(左)

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